上/カメラ高さ7m、下/カメラ高さ4m
【ライブ配信中】
《infinity~mirage》プロジェクト
2023年4月24日(月) – 2025年3月16日(日)
《infinity~mirage》プロジェクト
2023年4月24日(月) – 2025年3月16日(日)
Topics
デジタル∞スタンプラリー
////////9月13日からスタート!////////
魚津・黒部市内の海近くの8つの施設でデジタルスタンプを集め「m」グッズ(キーホルダーやサコシュ)をゲットしよう!
プロジェクト概要
《infinity~mirage》プロジェクトは黒部市美術館と魚津埋没林博物館が中心となり実施するものです。2021年に黒部市美術館において行われた展覧会「山下麻衣+小林直人「蜃気楼か。」」で出品された《infinity~mirage》を再び設置することから始まります。
《infinity~mirage》は、黒部市生地海岸の護岸堤に横14.1メートル高さ2.3メートルの「m」型看板を設置し、対岸の魚津市の海岸から観察すると、看板の「m」と、下位蜃気楼(景色が下に反転して見える現象)により看板が下に反転した像とが繋がって見えることで「∞」が作られるという作品です。また、その様子を随時ライブカメラで配信し鑑賞/観察するもので、地域特有の現象でありながら、世界のどこからでも作品やこの地域の蜃気楼に接続が可能となります。
2021年度、黒部市美術館で実施された作品設置期間(秋~冬)において「∞」を描いた日数は39日/86日でした。日によって数分から数時間、稀にほぼ1日継続して見られる現象であることが魚津埋没林博物館の観察により分かりました。そして、「∞」を描かない時でも「m」が上下に向き合った形や、「〇〇」のような形、刻々と変化する風景の見え方を楽しむことができたとともに、蜃気楼の発生の様子が非常に分かりやすく観察できるものでした。
富山湾の蜃気楼を生かした本作を通して、地域資源を文化資源や観光資源へと変換し、感性的な共感や学識的な興味へと開きます。かつ、芸術と科学の多面的な学びの機会へ接続させることで、分野や目的を越えたグラデーションの学びの機会、あるいは、人々の日常生活に海や自然との多様な接点を生み出すなど、無限の可能性を秘めたプロジェクトです。
蜃気楼について、私たちは(おそらく皆さんも)すっかり誤解していて、あるはずのない景色が突如浮かび上がる不思議な現象かと思っていた。けれど実際には、光が冷たい空気と暖かい空気の間を通る際にカーブする事で、遠くにある景色が上や下に反転して見える科学的な現象なのだそうだ。 蜃気楼で有名な黒部の生地海岸に、私たちは大きなmに似た形の看板を設置する。 気まぐれな蜃気楼によって大きな∞が出現するのを期待しているのだが、実際はどうなるかさっぱり分からない。ちなみに映像に映っている水面も、本当は地球の丸みのせいで隠れて見えないはずの場所が、大気によって光が屈折して見えている「見かけの水面」らしい。 不確かな時代と耳にするが、私たちが見ているこの世界自体、もともと蜃気楼のように不確かで「見かけ」のものなのかもしれない、とか思う。 山下麻衣+小林直人(「infinity~mirage」テキストより)
山下麻衣+小林直人
山下麻衣 Mai Yamashita(1976年、千葉県生まれ)
小林直人 Naoto Kobayashi(1974年、千葉県生まれ
2001年よりユニット活動を開始。東京藝術大学を修了後、ドイツに渡り、キュンストラーハウス・ベタニエン(ドイツ、2010年)、ISCP(アメリカ、2011年)、ミュージアムクォーター(オーストリア、2014年)等、海外のレジデンスプログラムに参加し、現在は千葉県を拠点に活動。
クンストハレ・ゲッティンゲン(ドイツ、2011年)、小山市立車屋美術館(2015年)、黒部市美術館(2021年)、千葉県立美術館(2023年)等で個展を開催する他、あいちトリエンナーレ2010、横浜トリエンナーレ2011、瀬戸内国際芸術祭2019等の国際芸術祭や、キアズマ現代美術館(フィンランド、2006年)、MARCO -ヴィーゴ現代美術館(スペイン、2010年)、 MOCA -台北當代藝術館(台湾、2011年)、水戸芸術館現代美術ギャラリー(2015年)、ポンピドゥーセンター・マラガ(スペイン、2018年)、ニューサウスウェールズ州立美術館(オーストラリア、2020年)等のグループ展に招聘され国際的に発表を続けている。
http://www.yamashita-kobayashi.com/
Instagram「#infinitymirage」
《infinity~mirage》プロジェクトのInstagramでリポストさせていただいております。
イベント
● デジタル∞スタンプラリー
魚津・黒部市内の海近くの8つの施設でデジタルスタンプを集め「m」グッズ(キーホルダーやサコシュ)をゲットしよう!
日程:2024年9月13日(金)~2025年3月16日(日)
場所:魚津埋没林博物館、魚津総合公園内無料休憩所「みんなのみなと」、海の駅蜃気楼、ありそドーム、ミラージュランド、北洋の館、吉田科学館、YKKセンターパーク、黒部市美術館
●E-Bikeでしんきろう!
魚津と黒部の海沿いをE-Bikeで走りながら(約20km)、富山湾の蜃気楼とともに「∞」を描く作品《infinity~mirage》を鑑賞/観察し楽みながら、海辺の自然を観察するイベントです。各所でそれぞれの専門家の解説があります!
日程:2024年10月14日(月・祝)
時間:9:00(9:00受付&説明、9:30出発)~14:30頃
場所:海の駅蜃気楼(集合・解散)
定員:10名
参加費:3500円(昼食、E-Bikeレンタル、保険等含む)
持ち物:体温調節できる服装、汗拭きタオル、水分補給用ドリンク
●オリジナルペーパー双眼鏡を作ろう! 終了しました。
「科学の祭典」のワークショップ。《Infinity~mirage》オリジナルのペーパー双眼鏡を作って、逃げ水を観察します(晴天時)。
日程:2024年9月21日 10:00~16:00
2024年9月22日 10:30~16:00
場所:新川文化ホール
参加人数:1日限定25名
●とみだい☆ぺけぺけアートショップ in魚津埋没林博物館
大学生のスタッフと一緒に、∞(インフィニティ)を観察しましょう。その後で、蜃気楼について考えながらひっくり返りアートをかいてみましょう。
日程:2024年10月19日(土)
時間:午前の部 10:00~12:00 午後の部13:00~15:00
場所:魚津埋没林博物館
対象:小学校1年生~3年生
定員:各回15名
●《infinity~mirage》観察会
魚津の海辺に双眼鏡(無料貸出)をもって学芸員と出かけ、《infinity~mirage》を観察します。
日程:2024年9月14日、10月12日、2025年1月18日、2月15日
時間:各回11:00~、15:00~(約30分)
場所:魚津埋没林博物館(集合)
●どこから見よう!?インフィニティミラージュ【ミニ企画展】
2023年7月1日(土)〜終了時期未定
見る場所や高さで変わる《infinity~mirage》の蜃気楼のふしぎを実験や体験、パネルを通して楽しむ展示です。
会 場:魚津埋没林博物館
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休 館 日:12月1日から翌年3月15日までの木曜日(祝日の場合は開館) 12月29日~1月1日
体験展示
−蜃気楼水槽実験でmがのびーる!
−はらばいで∞をみつけよう!
−ビー玉を飛ばして蜃気楼を知ろう
パネル展示
−上位蜃気楼と下位蜃気楼になった《infinity~mirage》
−様々な場所からみる《infinity~mirage》
−∞に見えるときの光はどのように曲がるの 他
《Infinity~mirage》プロジェクトをご覧になっている皆様へ。
プロジェクト運営にあたり皆さまのお声を参考にさせていただきたいと思います。
アンケートにご協力いただけましたら幸いです。
2023年度のイベント【以下はすべて終了しました】
●More∞ Vol.2 インフィニティミラジュツアー Eバイクでしんきろう!
2024年3月30日(土)
共催:黒部市吉田科学館
●More∞ Vol.1 作家×カメラマン 蜃気楼クロストーク
2024年3月3日(日)北洋の館
●とみだい☆ぺけぺけアートショップ
2023年12月16日(土) 魚津埋没林博物館
主催:富山大学教育学部
●∞謎解きスタンプラリー
2023年7月15日(土)~2024年3月15日(金)
●Instagramハッシュタグキャンペーン「《infinity~mirage》つぶやきフォト」
2023年7月15日(土)~2024年3月15日(金)
●《infinity~mirage》ワークシートを使ってもっと楽しもう!/自由研究を見てもらおう!
2023年7月15日(土)~2024年3月15日(金)
アクセス
《infinity ~ mirage》「m」型看板屋外設置場所
生地海岸堤防
〒938-0083 富山県黒部市生地阿弥陀堂1068-1
(作品は堤防の海側に設置されています。荒天時は危険ですので鑑賞はお控え下さい。)
《infinity ~ mirage》ライブ配信用カメラ設置場所
海の駅 蜃気楼
〒937-0053 富山県魚津市村木町 定坊割2500-2
【公共交通機関をご利用の場合】
●E-Bikeのレンタル(魚津駅前観光案内所、海の駅蜃気楼)
魚津埋没林博物館や海の駅蜃気楼から、m型看板設置場所である黒部市生地地域までは、海沿いの道が概ねサイクリングロードとして整備されています!距離は、10km程度です(往復20km程度)。ぜひご利用くださいませ。
●その他の方法
(バスや電車の往来間隔が1時間に1本程度となり終了時間が早いものも含まれます。ご利用の際は必ず時間をご確認ください。)
《黒部市美術館からmへ》
〇生地循環線「生地駅」方面
(美術館から徒歩12分)「生地中区藤が丘クリニック前」から乗車、「生地大町」または「阿弥陀堂」下車して徒歩約7分
http://www.kurobe-koukyoukoutsuu.jp/bus/chitetsub-mikkaichi/
《魚津埋没林博物館・海の駅蜃気楼からmへ》
〇あいの風とやま鉄道魚津駅「生地駅」方面
(魚津埋没林博物館等から徒歩約20分)あいの風とやま鉄道「魚津駅」から乗車「生地駅」で下車、生地循環線「電鉄黒部駅・黒部駅・道の駅KOKOくろべ」方面へ乗車、「生地大町」下車して徒歩約7分
https://trafficinfo.ainokaze.co.jp/timetable/uozu
http://www.kurobe-koukyoukoutsuu.jp/bus/chitetsub-mikkaichi/
《mから駅へ》
【富山地方鉄道電鉄黒部駅、あいの風とやま鉄道黒部駅へ】
〇生地循環線「電鉄黒部駅・黒部駅・道の駅KOKOくろべ」方面
(屋外設置作品から徒歩7分)「生地大町」から乗車、「電鉄黒部駅」もしくは「黒部駅前」下車
http://www.kurobe-koukyoukoutsuu.jp/bus/chitetsub-mikkaichi/
【新幹線黒部宇奈月温泉駅へ(平日のみ。土日祝は要予約)】
〇新幹線生地線「黒部宇奈月温泉駅」方面
(屋外設置作品から徒歩16分)「魚の駅生地」から乗車、「黒部宇奈月温泉駅」下車
http://www.kurobe-koukyoukoutsuu.jp/bus/sonotab-ikuji/
【あいの風とやま鉄道生地駅へ】
〇生地循環線「生地駅」方面
(屋外設置作品から徒歩7分)「生地大町」から乗車、「生地駅」下車
http://www.kurobe-koukyoukoutsuu.jp/bus/chitetsub-mikkaichi/
配信映像の利用について
YouTubeで配信している《infinity~mirage》の映像は、個人、団体の皆さまにご利用頂けます。
-映像および静止画の営利目的での使用は出来ません。
-《infinity~mirage》は山下麻衣+小林直人の著作物です。配信映像画面右下の作家名、作品名の記載を隠さないようにお願いいたします。
-メディア掲載や公共の場(私的利用以外)でのご利用等の際は、普及・活用実態調査のため、黒部市美術館か魚津埋没林博物館にメール等でご一報いただければ幸いです。本プロジェクトのInstagramでも紹介したいと思います。
-モニタ等での展示の際は、作品の性質上、過去の配信映像では無く「ライブ配信」をお薦めいたします。
看板設置期間
2023年4月24日(月)~2025年3月16日(日)頃
ライブ配信時期
2023年4月28日(金)~2025年3月16日(日)頃
(仮配信 2023年4月24日(月)~4月27日(木))
主 催
黒部市美術館・魚津埋没林博物館《infinity~mirage》実行委員会
共 催
黒部市、魚津市、黒部市教育委員会、魚津市教育委員会
助 成
「世界で最も美しい富山湾」活用事業(2024年度)、一般財団法人WNI気象文化創造センター(2023~2024年度)一般社団法人北陸地域づくり協会(2023年度)、
協 賛
株式会社中川ケミカル(2024年度)
協 力
生地自治振興会、海の駅 蜃気楼、日本蜃気楼協議会、魚津蜃気楼研究会、黒部市吉田科学館、みんなのみなと、北洋の館、YKKセンターパーク、ありそドーム、ミラージュランド、立山黒部ジオパーク協会、魚津市観光協会、黒部・宇奈月温泉観光局、富山大学理学部青木研究室、北見工業大学舘山研究室 他
企画担当
尺戸智佳子(黒部市美術館)、佐藤真樹(魚津埋没林博物館)
問い合わせ
黒部市美術館
Tel: 0765-52-5011
Mail:kurobi@ni-po.ne.jp
魚津埋没林博物館
Tel: 0765-22-1049
Mail: nekkolnd@city.uozu.toyama.jp