鷹田其石 たかたきせき

鷹田其石 たかたきせき 1871-1946年 黒部市生地生まれ

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鷹田其石「鍾馗」
鷹田其石「鍾馗」1918年頃
鷹田其石「天の浮橋」
鷹田其石「天の浮橋」1908〜1912年
鷹田其石「降魔」
鷹田其石「降魔」1928~1933年
鷹田其石「黒部峡谷」
鷹田其石「黒部峡谷」制作年代不詳
 明治4年(1871年)下新川郡生地町(現黒部市生地)に生まれました。幼少の頃より絵を好み、明治22年(1889年)東京美術学校入学、岡倉天心、フィノロサ、橋本雅邦、川端玉章に師事します。明治27年(1894年)同校研究科卒業。その後、山梨や栃木の中学校にて教鞭を執ります。明治33年(1900年)からは画家として画業に専念し、昭和21年(1946年)に没するまで、多くの作品を残しました。インドやペルシャ、中国の古画を研究し、特に東洋思想に裏打ちされる「雅観主義」(あらゆるものの中に深く存在する真理「雅」の精神を己の人格「心眼」を通して深く観ること)を主張した独自の画風を切り開きました。墨画や色彩画により、山水画、風景画、仏画を多く描き、生涯にわたり確固たる信念と画論を持ち制作活動を続けた画家です。