Kurobe Art Research vol.1 富山省三 木とめぐり、つづく道

スクロールできます
富山省三展フライヤー表
富山省三展フライヤー裏

Kurobe Art Research vol.1
富山省三 木とめぐり、つづく道

2022年4月16日(土) – 2022年6月16日(日)


 富山省三は、1970年代中頃以降の目覚ましい活動が県内外の公募展で高く評価され、また「選ばれた俊英15人展」や「ART IN FRONT 'TOYAMA」等、第一線で活動する作家の作品を紹介してきた県内の展覧会に出品するなど、当時、地域で芽吹いていた新たな動向の渦中で着実に成長を遂げてきました。
  素材そのものに強い関心を持ち、主に木材の質に寄り添った彫刻やインスタレーション作品を制作しています。また、大地に根付いた木々に様々な形や用途が与えられていく「変容」に心を寄せ、一部の作品もまたその「めぐり」の過程に存在させました。本展では、現存するこれまでの彫刻等作品、写真等資料、あるいは私的な創作から活動を体系的に俯瞰し、作家の精神や思想に触れる機会となれば幸いです。

富山省三

Shozo Tomiyama(1940年、黒部市生まれ

 黒部市生地で育ち隣市の入善中学校を卒業。1974年の第29回富山県美術展覧会において「新しい希望」が奨励賞を受賞後、県内外の団体展や公募展で受賞を重ねた。1983年に文藝春秋画廊(東京)での初個展等、活動の裾野を広げていく。また、「選ばれた俊英15人展」(旧・高岡市立美術館)、「富山の美術」(旧・富山県立近代美術館)、「ART IN FRONT ‘TOYAMA」(砺波市文化会館)、「宮野運動公園野外彫刻展」(宮野運動公園)他、県内美術の動向を知る上で重要な展覧会で数々の作品を発表し、下山芸術の森発電所美術館の開館年に個展を開催する等、富山の美術界を牽引してきた。一方、黒部市総合運動公園に隣接する黒部浄化センターアクアパークの「きららの滝」制作に携わる等、公共空間のクライアントワークも行っている。


会  期

2022年4月16日(土)~2022年6月26日(日) 

主  催

黒部市美術館

共  催

北日本新聞社

後  援

北日本放送、富山テレビ放送、チューリップテレビ、みらーれTV、新川コミュニティ放送