小林耕平テレポーテーション

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小林耕平テレポテーションフライヤー表面
小林耕平テレポテーションフライヤー裏面

小林耕平 テレポーテーション

2022年9月23日(金) – 2022年12月18日(日)


 小林耕平は、非人称的でミニマルなモノクロ映像作品を起点として、2007年頃には、空間に配置するオブジェクトや日用品、自身が出演する映像等に表現を展開させます。そして、モノや事象の関係性やその認識についての世界観を問い直し、変革を与えるような取り組みを行ってきました。それは、映像を撮影者に委ねる姿勢、他者の思考に応答する手法、対話者と問答するデモンストレーションにも表れており、作家主体の認識や問いをもずらしつつ、思考の領域を拡張させてきました。
 本展では、切り離し、移動し、再度接続するという、概念的なテレポーテーションを通してモノや意味の交換について考察します。地域の風景や文化を題材として制作された作品は、民俗学者の折口信夫のいう「類化性能」という類推能力を足掛かりとして「観光案内」と「造形指南」をパラレルに提示します。その二つの観点を行き来する過程で起こるアクシデントやエラーを取り込み、内容はさらに多面化していきます。絵画のこと、地域のこと、世界のこと、外側のこと、そのアナロジーにまつわる広域的なイメージの旅をご提案できれば幸いです。
  小林耕平は、非人称的でミニマルなモノクロ映像作品を起点として、2007年頃には、空間に配置するオブジェクトや日用品、自身が出演する映像等に表現を展開させます。そして、モノや事象の関係性やその認識についての世界観を問い直し、変革を与えるような取り組みを行ってきました。それは、映像を撮影者に委ねる姿勢、他者の思考に応答する手法、対話者と問答するデモンストレーションにも表れており、作家主体の認識や問いをもずらしつつ、思考の領域を拡張させてきました。
 本展では、切り離し、移動し、再度接続するという、概念的なテレポーテーションを通してモノや意味の交換について考察します。地域の風景や文化を題材として制作された作品は、民俗学者の折口信夫のいう「類化性能」という類推能力を足掛かりとして「観光案内」と「造形指南」をパラレルに提示します。その二つの観点を行き来する過程で起こるアクシデントやエラーを取り込み、内容はさらに多面化していきます。絵画のこと、地域のこと、世界のこと、外側のこと、そのアナロジーにまつわる広域的なイメージの旅をご提案できれば幸いです。

小林耕平

Kohei Kobayashi(1974年生まれ、埼玉在住)

 主な展覧会は、「六本木クロッシング 2007:未来への脈動」(森美術館、2007)、「ヴィデオを待ちながら-映像、60年代から今日へ」(東京国立近代美術館、2009)、「14の夕べ/14EVENINGS」(東京国立近代美術館、2012)、「あなたの口は掃除機であり、ノズルを手で持つことで並べ替え、電源に接続し、吸い込むことで語る。」(山本現代、2012)、「1974第1部1974年に生まれて」(群馬県立近代美術館、2014)、「パランプセスト 記憶の重ね書きvol.4 小林耕平」(galleryαM、2014)、「あいちトリエンナーレ2016 虹のキャラヴァンサライ」(豊橋会場、2016)、「瀬戸内国際芸術祭2016」(香川県伊吹島、2016)、「小林耕平×高橋耕平 切断してみる。─二人の耕平」(豊田市美術館、2017)、「あくび・指南」(山本現代、2018)、「ゾ・ン・ビ・タ・ウ・ン」(ANOMALY、2019)、「ぎこちない会話への対応策−第三波フェミニズムの視点で」(金沢21世紀美術館、2021-2022)。


基本情報

主  催

黒部市美術館[公益財団法人黒部市国際文化センター]

共  催

黒部市、黒部市教育委員会、北日本新聞社

助  成

公益財団法人 花王芸術・科学財団

協  力

ANOMALY、ARTISTS’ GUILD、須原額縁製作所

後  援

北日本放送、富山テレビ放送、チューリップテレビ、
みらーれTV、新川コミュニティ放送

休 館 日

月曜日(但し10月10日開館)、10月11日・12日、11月4日・24日

開館時間

午前9時30分-午後4時30分(入館は午後4時まで)

閲 覧 料

一般500円(400円)、高校・大学生400円(300円)
( )内は20名様以上の団体料金 
*中学生以下無料 *障害者等手帳をお持ちの方と付添1名無料


イベント

オープニングセレモニー&アーティストトーク
9月23日(金)14:00~14:45頃
会場 黒部市美術館
*展覧会観覧券が必要です。

見て!感じて!作品鑑賞ツアー】 
10月15日(土)
本展作品鑑賞と、展示作品《テレポーテーション》のモチーフの一つである不動堂遺跡見学と縄文時代の植物と自然素材の編み物体験バスツアー。

コース
黒部市生涯学習文化スクエア「ぷらっと」(集合9:45)→黒部市美術館(集合10:20)→黒部市美術館見学→朝日町環境ふれあい施設らくち~の(昼食)→不動堂遺跡見学→バタバタ茶体験→まいぶんKAN見学&縄文時代の植物と自然素材の編み物体験→黒部市生涯学習文化スクエア「ぷらっと」(解散16:00頃)→黒部市美術館(解散16:30頃)
*編み物体験では、カラムシや麻ひもで「小さなプラントハンガー」を作ります。

共  催

黒部市生涯学習文化スクエア「ぷらっと」

ガ イ ド

尺戸学芸員(黒部市美術館)
川端学芸員(朝日町埋蔵文化財保存活用施設まいぶんKAN

集合場所

黒部市生涯学習文化スクエア「ぷらっと」【集合時間 9:45】
黒部市美術館 【集合時間 10:20】

参 加 料

2000円(入館料・昼食代・材料費)

定  員

15名

申 込 み

黒部市生涯学習文化スクエア「ぷらっと」
tel:0765-65-1810
 申し込み開始日|9月6日(火)
*グループでのお申し込みの場合2名までとします。
*申し込み後に、詳しいご案内を黒部市生涯学習文化スクエア「ぷらっと」より郵送いたします。