クロージングイベント
「疑問からひろげてつなぐ毛利武士郎」
6月25日(日)16:30~17:30
「生誕100年 毛利武士郎と黒部」展の最終日を記念して行うクロージングイベントです。毛利武士郎研究に2004年から取り組むメイボン尚子とともに、造形作家でシーラカンス 毛利武士郎記念館の運営を行う柳原幸子と、黒部市美術館学芸員で当企画担当の尺戸智佳子が、参加者から出た疑問を出発点に毛利武士郎にまつわる話をひろげてつなぐ肩肘張らない対話形式のトークイベントです。
ご来場の際に「登壇者に聞いてみたい、あるいは登壇者と一緒に考えてみたい疑問」をひとつ、質問BOXに入れていただきます(匿名でもニックネームでも構いません)。疑問は毛利武士郎や彼の作品に関するものが好ましいですが、黒部市美術館やシーラカンス 毛利武士郎記念館に関すること、黒部や富山に関すること、など特に問いません。みなさんにいただいた疑問を登壇者がランダムに引き、そこから話を出発させ、ひろげてみます。疑問の答えが出るかはお約束できませんが、ご来場いただいたみなさんとの言葉のやりとりを通していろんな疑問を一緒に考えてみたいと思います。
会 場|
黒部市美術館展示室 (25席程度、立見可能) *展覧会観覧券が必要です
料 金|
500円(展覧会観覧料として)、中学生以下無料
登壇者|
メイボン尚子(毛利武士郎研究者、フリーランスキュレーター)
柳原幸子(造形作家、シーラカンス 毛利武士郎記念館)
尺戸智佳子(黒部市美術館学芸員、当企画担当)
登壇者プロフィール
メイボン尚子(福岡県出身、スコットランド在住)
フリーランスキュレーター。多摩美術大学在学中の2004年から毛利武士郎の作品研究を始め、2005年に卒業論文、2007年に同校大学院で修士論文を執筆。2016年には群馬のAIS Galleryで当時未発表だった作品や道具、図面を含む「毛利武士郎展」を企画・開催。大学院在籍時より約10年間日本と英国の公・私立美術館やギャラリーでインターンおよび勤務。2011年末からスコットランド在住、2014年夏より自身のキュレトリアル活動「WAGON」を開始。wagonart.org
柳原幸子(東京都出身、富山県在住)
1975年東京造形大学絵画科卒業。
1986年から公募展、個展、グループ展に作品を発表。2001年入善町発電所美術館では石膏に浸した布を組み合わせ窓からの光を包む作品、2009年神通峡美術展では廃校の教室に、不織布を幾重にも下げ光と風を呼び込むインスタレーション、2010年富山現代作家シリーズでは近代美術館中央の高い天井から下げた無数の糸にワイヤー作りの器を浮かせて展示。
2015年シーラカンス毛利武士郎記念館オープン以降は、年間5回程の展示会、イベント等の企画運営に携わる。